佐川アニメは、こうして“常識を越えた” 物流の実直・堅実な世界を、3分で好きにさせた理由。

編集部・広報

物流の仕事は、外から見ると全体像がつかみにくいことがあります。
その仕組みを、数分のアニメを使ってわかりやすく紹介したのが、佐川グローバルロジスティクスのアニメ広告シリーズです。

公開後は、社内外から多くの反応が寄せられ、来社した取引先からも「面白いですね」という声が届きました。
また、YouTube広告では1年以上にわたり、視聴率が大きく下がらずに推移しました。

今回は、その制作の背景について、担当の大室さんにお話を伺いました。

お話を伺った方

佐川グローバルロジスティクス株式会社
経営企画部 広報課
大室 和也さん

導入前の課題:なぜ“企業アニメ”は必要だったのか

画像提供:佐川グローバルロジスティクス

物流の仕事が理解されないという根本課題

大室さん:
「物流というとトラック配送の印象が強いと思います。でも当社は主に倉庫の仕事をしています。倉庫の外観は見えても、中で何をしているのかを知らない方が多く、そこが大きな課題でした。」

仕事内容が伝わらないことは、採用にも取引獲得にも影響していました。
さらに“佐川=佐川急便”というイメージの強さから、
「何をしている会社なのか」を一から説明する必要がありました。

画像提供:佐川グローバルロジスティクス

テレビCMは予算的に厳しい。だからSNS動画で勝負

大室さん:
「大きな広告費をかけられる状況ではなく、低予算で認知が広がる方法を探していました。そこで、見てもらえて、伝わって、予算も抑えられる――その条件をすべて満たしたのが動画であり、アニメでした。」

ファニムビを選んだ決め手:比較なしの“指名依頼”

佐川グローバルロジスティクス
画像提供:佐川グローバルロジスティクス

もともとファンだったことが出会いの始まり

大室さん:
「私、もともとファニムビのファンだったんです。いろいろ作品を見ているうちに『企業のCMもやっているんだ』と知り、『うちもお願いできないかな』と思ったのが最初でした。」

最初から“ファニムビ一択”

大室さん:
「実は他社さんを探していなかったんですよ。最初からファニムビだけ。動画CMを作るなら“面白い掛け合いができる”ファニムビがいい、という気持ちでした。」

制作プロセス:口出ししない方が“面白くなる”理由

唯一の要望は「お客様視点のストーリーにしてほしい」

大室さん:
「サービスを一方的に説明するCMにはしたくありませんでした。お客さんが困っていて、それを最終的に当社が解決する。その流れだけお願いしました。」

細かい注文はしない。任せるほうが良いものになる

大室さん:
「ファニムビの掛け合いは面白いので、ツッコミを入れず『それでいきましょう』と言っていました。」

実際には存在しない“鳥のサプリ”の設定もそのまま採用。

大室さん:
「犬や猫のサプリの話から流れで鳥になったんですけど、面白いからそのままでいいと思いました。」

社名を噛むギャグは大室さんの実体験が元になっています。

大室さん:
「社名が長くてよく噛むんですよ。その話をしたら動画にも入って…。社長からは『よく通したな』と言われました(笑)」

公開後の反響:実直・堅実社風が動いた。社内の空気が変わった

画像提供:佐川グローバルロジスティクス

グループ全体から「面白い!」が広がった

大室さん:
「私たちのグループでは、実直・堅実な社風もありギャグアニメ(面白いアニメ)を作ったことがありませんでした。でも今回の動画が『面白いね』と社内で広がり、経営層にもスムーズに通りました。」

初回公開後、社内からは「次はいつ?」「続編あるの?」の声が続出。
結果として4本が制作され、現在は5作目が進行中です。

来客企業からも好反応

画像提供:佐川グローバルロジスティクス
佐川グローバルロジスティクスさんの受付でアニメを流していただいております。

受付のモニターで動画を流していたところ、
来客企業から「この動画、面白いですね」と声が寄せられました。
社長からも直接「よかったよ」と言われたそうです。

また、グループ会社の展示会でも動画が使われ、企業からの問い合わせも増加しました。

数字で見る成果:低予算で“認知が落ちない”異例の結果

※2025年11月時点
  • YouTube広告:1年以上、視聴率が低下せず推移
  • 完全視聴率:約50%
  • 3分動画なのに離脱が少ない

大室さん:
「広告から公式サイトへの流入数が落ちないんです。1年以上ずっと続いています。」

チャンネル登録者は500 → 2000人へ急増

動画公開により、登録者は一気に伸びました。

シリーズ合計再生回数:181万回以上

4本を時期ごとに配信し、最多122万回。累計は181万回を超えています。
当初の目的だった“認知拡大”は、確実に達成されました。

実写ではなくアニメで成功した理由

大室さん:
「アニメは買い切りなので更新費がかかりません。広告予算の少ない企業には特におすすめです。実写だと出演者の更新料が必要になったり、不祥事リスクもあります。でもアニメなら心配がないんです。」

さらに、アニメは世界観をシリーズ化しやすく、離脱も起きにくいという強みがあります。

今後の展望:認知を広げ続けるために、アニメは必要

大室さん:
「最初の4本で終わると思っていましたが、紹介できるサービスが増えているので、まだまだ続けたいです。認知を広げる使命があるので、アニメは今後も活用します。」

迷っている企業へのアドバイス:任せた方が、いいものができる

大室さん:
「細かく言いすぎると、ファニムビさんの良さが消えてしまうことがあります。お願いすると決めたなら、任せたほうが絶対にいいです。特に“面白い部分”には手を入れすぎない方がいいと思います。」

最後に:担当者コメント(ファニムビより)

制作の初期段階から、佐川グローバルロジスティクス様は“任せる姿勢”を徹底されていました。
その判断が作品の魅力を引き出し、企業アニメとして大きな成果につながったと感じています。

今後も、企業の魅力を「わかりやすく、おもしろく」伝える作品づくりに取り組んでまいります。

まずは相談してみませんか?

「うちもこんな動画を作れる?」
そう思ったら、お気軽にご相談ください。
企画案・費用の目安・自社に合うアニメの方向性まで、ご提案します。

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