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2026.02.18

アニメ広告とは?効果・事例・失敗しない作り方をわかりやすく解説

フクザワマキコ

商品やサービスをもっと分かりやすく伝えたい。広告感を出さずに、印象に残るプロモーションをしたい。そう考えたときに候補に上がるのが「アニメ広告」です。
一方で、アニメ広告って本当に効果があるのか、実写と比べて何が違うのか、費用や制作期間はどのくらいか、といった疑問を持つ方も少なくありません。

この記事では、アニメを使った広告を検討中の方に向けて、アニメ広告の基本から、実際に使われている理由、活用シーン、失敗しない考え方までを、初めての方にも分かりやすく整理します。
アニメ広告が自社に合うのかどうかを判断するための材料として、ぜひ参考にしてください。

アニメ広告とは?

アニメ広告の定義

アニメ広告

アニメ広告とは、その名の通りアニメーションの技術を用いて制作された広告のことです。
タレントやモデルを起用する実写の撮影ではなく、イラスト、3DCG、あるいは文字や図形を動かすモーショングラフィックスなどを駆使して、商品やサービスの魅力を表現します。
かつてはテレビCMが主な活躍の場でしたが、現在はYouTubeの動画広告やSNSのショート動画など、デジタル分野のプロモーションにおいても欠かせない存在となっています。

アニメーション広告との違い

アニメ広告

よく似た言葉に「アニメーション広告」がありますが、業界内では少しニュアンスが異なります。「アニメ広告」は、特定のキャラクターやストーリーが存在し、映画やテレビアニメのような物語性のある手法をとるものを指すことが多いです。対して「アニメーション広告」は、図解や文字を動かすモーショングラフィックスなど、より「動くインフォグラフィック(情報を視覚化したもの)」に近いものまで幅広く含みます。

なぜ今アニメ広告が増えているのか

アニメ広告

今、アニメ広告が急増している背景には、ユーザーの“広告アレルギー”の広がりがあります。
SNSを見ているときに突然流れてくる「いかにも宣伝」な実写広告を、無意識にスワイプして避けてしまう人は多いはずです。
しかし、アニメはエンタメとしての性質が強いため、心理的なハードルを下げて、最後まで視聴してもらえる傾向にあります。
特に、日常の「あるある」を盛り込んだ共感型のアニメは、視聴者の指を止め、ブランドへの好感度を高める強力な武器になります。

実写広告とアニメ広告の違い

伝えられる情報量の違い

アニメ広告

実写広告は、商品の色味や質感、あるいはタレントの表情を通じたリアルな温度感を伝えることに非常に優れています。
しかし、目に見えないITサービスや、複雑なBtoBのビジネスモデル、あるいは体の中の仕組みといった「形のないもの」を説明するのは、実写だけでは限界があります。

一方でアニメ広告は、難しい概念を図解にしたり、大胆な比喩を使ったりして表現することが得意です。視聴者が直感的に理解できるビジュアルに置き換えることで、短時間でも圧倒的な情報量をスッキリと整理して届けることができます。
情報の密度を保ちつつ、理解のスピードを上げられるのがアニメの強みです。

ブランド表現の自由度

アニメ広告

アニメの最大の魅力は、現実世界の物理法則や予算による場所の制約を完全に無視できることです。実写であれば、豪華なセットを組んだり海外ロケを行ったりするには膨大なコストがかかりますが、アニメならペン先一つで宇宙でも異世界でも舞台にできます。

また、キャラクターの表情を極端にデフォルメして感情を爆発させたり、ブランドカラーを画面全体に配したりと、世界観を100%コントロールすることが可能です。
カメラの画角に縛られず、クリエイターの想像力の数だけ表現の幅が広がるため、他社と被らない独自のブランドイメージを確立するのに適しています。

出演者リスクや継続利用のしやすさ

アニメ広告

実写広告で有名なタレントを起用する場合、常に契約期間肖像権の問題が付きまといます。さらに、出演者の不祥事によって広告が突然使えなくなる、といったリスクも無視できません。
しかし、アニメキャラクターには期間もスキャンダルもありません。一度生み出したオリジナルキャラクターは、会社の資産として何年でも活用し続けることができます。

長期間にわたってブランドの「顔」として育てていくことで、視聴者に「このキャラが出たらあの会社だ」という強い認知を植え付けることができ、結果として広告の費用対効果を最大化させることに繋がります。

アニメ広告を使うメリット

複雑な内容を分かりやすく伝えられる

アニメ広告

BtoB商材(企業向けの商品)や金融、保険、ITシステムといった分野は、言葉や文字だけで魅力を説明しようとすると、どうしても内容が硬くなり、難しくなってしまいがちです。

そこでアニメの出番です。キャラクター同士のテンポ良い会話劇にのせたり、アニメーションならではの動く図解を用いたりすることで、複雑なサービスも驚くほど噛み砕いて説明できます。

これは、ストーリー性のある漫画や動画の方がスッと頭に入ってくるのと同じ原理です。アニメというフィルターを通すことで、心理的な「難しそう」という壁を取り払い、理解のハードルを劇的に下げてくれるのです。

親しみやすく記憶に残りやすい

アニメ広告

実写の広告に出てくるモデルやタレントよりも、親しみやすいアニメキャラクターの方が視聴者の記憶に定着しやすいという特徴があります。
キャラクターのビジュアルだけでなく、そのキャラが持つ独特の話し方、声のトーン、そして「あるある」と思わせるような仕草が合わさることで、ブランドの“らしさ”が強く印象づけられます。

一度キャラクターに愛着がわけば、そのブランドに対しても自然と親近感が芽生えます。
「あの面白いキャラの会社だ」というポジティブな記憶は、後日商品を選んだりサービスを検討したりする際の強力なフックとなります。
単なる情報の伝達ではなく、感情に訴えかける記憶の残し方ができるのがアニメ広告の大きなメリットです。

SNSやWeb広告との相性が良い

アニメ広告

YouTubeやTikTok、Instagramといったプラットフォームでは、動画が「おすすめ」として次々に流れてきます。ここでいかにも「宣伝です!」という雰囲気の実写広告が出てくると、多くのユーザーは反射的にスワイプしてしまいます。
しかし、アニメ形式であれば、日常の投稿やエンタメ動画の中に自然に溶け込むことができます。 広告としての嫌悪感を持たれにくいため、最初の数秒で離脱されるリスクが低く、自然な流れでメッセージを届けることが可能です。

特に、つい笑ってしまうようなコメディ要素や共感ポイントが含まれていれば、ユーザーが自発的にシェアやコメントをしたくなる拡散性も期待できます。デジタルネイティブ世代にとってアニメは日常的なコンテンツであるため、Web広告との相性は抜群と言えます。

知っておきたいアニメ広告の注意点

作り方を間違えると伝わらない

アニメ広告

アニメ広告は表現力が高い反面、構成が悪いと逆効果になります。ただイラストが動いているだけ、あるいは声優がセリフを読み上げているだけのアニメは、視聴者にとって情報のノイズになりかねません。
「誰に、どんな悩みを解決する情報を届けるのか」という設計が甘いと、最後まで見てもらえない「ただの動く紙芝居」で終わってしまいます。アニメという手法を活かすには、視聴者の目を引く演出と、情報を整理するスキルの両方が不可欠です。

世界観とブランドが合わないケース

アニメ広告

アニメには、デフォルメされた可愛い系からリアルな劇画調まで、無数の表現スタイルがあります。もし、真面目さや信頼性を最優先するブランドが、あまりにふざけすぎたコミカルなアニメを採用してしまうと、「軽すぎる」「信頼できない」というマイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。自社が大切にしているブランドのカラーと、アニメの絵柄やトーンがきちんと噛み合っているかを、制作前に慎重に見極める必要があります。

目的が曖昧だと効果が出にくい理由

アニメ広告

アニメ広告を制作する際、「とにかくバズらせたい(認知拡大)」のか、それとも「具体的に商品を買ってほしい(成約重視)」のかによって、選ぶべきストーリーや構成は180度変わります。
ここが曖昧なまま制作を進めてしまうと、たとえ再生数は伸びても実際の売上には全く繋がらない、といった企画倒れの結果に陥りやすくなります。
アニメの面白さに逃げるのではなく、本来の広告としての目的を常に中心に据えておくことが重要です。

アニメ広告が向いている活用シーン

商品・サービス紹介

アニメ広告

アニメ広告が最も力を発揮するのは、目に見えない価値を伝える時です。
特に「スマホアプリ」や「SaaS系ツール(クラウド型のソフトウェア)」など、実際の操作画面を見せるだけでは使い勝手やメリットが伝わりにくい商材に最適です。

実写では表現しにくいユーザーの悩みをキャラクターに代弁させ、それが解決される過程をビジュアル化することで、視聴者は「自分ならこう使う」というイメージを膨らませることができます。商品の機能説明に終始せず、ユーザーが得られる体験をストーリーで見せられるのがアニメの強みです。

Web広告・SNS広告

アニメ広告

YouTubeやTikTok、InstagramなどのSNS広告では、最初の数秒でユーザーの興味を惹きつけるフックが重要です。
実写の広告だと分かった瞬間にスキップされてしまう場面でも、独特な絵柄やテンポの良いキャラクターの掛け合いがあるアニメなら、エンタメとしてつい指を止めてしまいます。

短尺の中に高いインパクトを凝縮できるため、静止画や実写動画に比べてクリック率(CTR)を高めやすく、より多くのユーザーを自社サイトへ誘導したい場合に非常に有効な手段となります。

採用・会社紹介

アニメ広告

「社風」や「働きやすさ」といった目に見えない価値を伝える採用広報でも、アニメ広告は注目されています。
実際の社員が登場する実写動画も素敵ですが、どうしても緊張感が伝わってしまったり、個人の印象が強すぎたりすることがあります。

アニメであれば、キャラクター同士の軽妙なやり取りを通じて、会社の持つ空気感を理想的な形で表現できます。学生や求職者に対して、「この人たちと働いたら楽しそう」という親近感を自然な形で醸成でき、志望度の向上に繋がります。

BtoB商材や無形サービス

アニメ広告

ビジネス向けの専門的なツールやコンサルティングなどの無形サービスは、説明が複雑になり、どうしても専門用語が並んでしまいがちです。

こうした「一言では説明しづらい商材」こそ、アニメの出番です。
キャラクターが視聴者と同じ目線で疑問を持ち、それを分かりやすく解説していく構成をとることで、難しい内容を極限までシンプルに提示できます。

決裁者(判断を下す人)に対しても、短時間で「何ができるのか」を正確に理解してもらえるため、商談の成約率アップに貢献します。

成果を出すアニメ広告の考え方

アニメ広告

アニメ広告を作る際、最も避けるべきなのは「なんとなく面白そうだから」という理由だけで制作を始めてしまうことです。
まずは、その広告を通じて「認知度を爆発的に高めたい」のか、それとも「具体的な資料請求や購入を増やしたい」のか、最終的なゴールを明確に定めましょう。

ゴールが決まれば、動画の最後で視聴者に取ってほしいアクション(誘導先)も決まります。この出口から逆算してストーリーを組み立てることで、ただ面白いだけでなく、ビジネスの成果に直結する芯の通った構成案が固まります。

誰に向けた広告なのかを明確にする

アニメ広告

SNSで話題になる「バズ」を生むための第一歩は、ターゲットを可能な限り具体的に絞り込むことです。「全人類に届けたい」というメッセージは、結局誰の心にも刺さりません。
たとえば、「仕事帰りの電車で、人間関係に疲れてふとスマホを開いた30代の会社員」といった具合に、特定の誰かの生活シーンや悩みを想像してみてください。
そのターゲットが抱える「言葉にできない悩み」に寄り添った内容にすることで、「これは自分のことだ!」という深い共感(エンゲージメント)が生まれ、自発的なシェアへと繋がります。

ストーリとキャラクター設計の重要性

アニメ広告

アニメ広告の成功を左右するのは、単なる「情報の羅列」ではなく、そこに「物語」があるかどうかです。キャラクターを単なる説明役にするのではなく、そのキャラに独自の「意志」や、時には「弱さ(人間くささ)」を持たせてみてください。

完璧すぎないキャラクターが悩み、成長し、あるいは失敗する姿に、視聴者は自分を投影します。キャラクターに感情移入ができれば、視聴者は動画を途中で止めず、最後まで楽しんで見てくれるようになります。 こうした緻密なキャラクター設計がいかに広告の視聴維持率を支えています。

よくある失敗例とその回避方法

情報を詰め込みすぎてしまう

アニメ広告

アニメ広告を制作する際、せっかくの機会だからと商品のメリットを「あれもこれも」と詰め込みたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、情報過多な動画は視聴者の記憶を散漫にさせ、結局「何が言いたかったのか」が何も残らない結果になりがちです。

動画広告、特にSNS等で流れる短尺動画において鉄則となるのは、1つの動画で伝えるテーマを1つに絞り込むことです。最も伝えたい核心部分を研ぎ澄ますことで、視聴者の心に深く刺さる「残る動画」になります。

アニメに寄せすぎて広告にならない

アニメ広告

キャラクターを面白くしようとするあまり、エンタメ要素が強くなりすぎて「ただのアニメ作品」で終わってしまうケースも少なくありません。

動画自体が話題になり再生数が伸びたとしても、最終的な「商品の購入や「会員登録」といった本来の目的に繋がらなければ、広告としての使命を果たせません。

面白いストーリーの中に、いかに自然な形で商材の魅力を組み込み、視聴者を次のアクションへ誘導するか。このエンタメとビジネスの絶妙なバランス設計こそが、失敗を回避する鍵となります。

制作会社に丸投げしてしまう

アニメ広告

「アニメのことはプロに任せれば大丈夫」と、すべてを制作会社に丸投げしてしまうのは非常に危険です。その商品の独自の強みや、顧客が本当に喜ぶポイントを一番理解しているのは、現場で働く自社の担当者様です。

制作会社は表現のプロですが、商品知識のプロではありません。自社が持つ熱い想いと、制作会社が持つクリエイティブな技術を掛け合わせ、二人三脚で魂を込めて企画を作り上げることこそが、成功を勝ち取るための最大の秘訣です。

アニメ広告制作会社の選び方

実績を見るときのポイント

アニメ広告

制作会社の実績を確認する際は、単に「綺麗な絵が描けているか」や「有名な企業と取引があるか」だけでなく、「その動画でどんな課題を解決したか」という点に注目しましょう。
例えば、「複雑なITサービスをどう噛み砕いたのか」「採用難をどう解決したのか」など、自社に近い課題を解決した事例があるかを確認することが、失敗しない会社選びの第一歩です。

企画提案力の見極め方

アニメ広告

依頼主の要望をただ言われた通りに形にするだけでは、本当に成果が出る広告は作れません。
優れた制作会社は、ヒアリングを通じて「その課題なら、あえてキャラクターをこう動かした方が伝わる」といったプロならではのプラスアルファの提案をしてくれます。
自社の商材を深く理解しようとする姿勢があるか、目的達成のための「独自の切り口」を持っているかを見極めましょう。

コミュニケーションの重要性

アニメ広告

アニメ制作は細かなニュアンスの共有がクオリティを大きく左右します。こちらの意図を汲み取ってくれるか、密に連絡が取れるかといった「併走してくれる安心感」がある会社を選びましょう。
互いに本音で話し合える関係性が、最終的に視聴者の心を動かす熱量の高い動画を生み出します。

FUNNYMOVIE(ファニムビ)のアニメ広告制作

ファニムビが得意とするアニメ広告の特徴

ファニムビ_社内アニメ

FUNNYMOVIE(ファニムビ)の最大の強みは、YouTubeで圧倒的な支持を得ている「みっちーのアニメ」をはじめとする自社コンテンツの運営で培ったバズるノウハウを、そのまま企業の広告制作に転用できる点です。
私たちは単に綺麗なアニメを作る集団ではありません。視聴者が思わず「あるある!」と共感し、最後まで見入ってしまうストーリー構成や、SNSのタイムラインで一瞬で指を止めるインパクトの出し方を熟知しています。この「エンタメの力」をビジネスに直結させることが、私たちの提供する最大の価値です。

企業案件と自社コンテンツの両立

funnymovie

私たちは、自らメディアを運営し、日々何十万人もの視聴者と向き合っています。
だからこそ、「今の視聴者がどんなネタに反応し、どんな演出に飽きているのか」を、データと感覚の両面から誰よりも肌で感じています。この鮮度の高い知見を企業案件に注ぎ込むことで、広告アレルギーを突破し、多くの人に愛され「見られる広告」を実現します。

相談から制作までの流れ

【社内覗き見】AIクリエイターの仕事|お蔵入り企画の行方|FUNNYMOVIE公式チャンネル

制作のプロセスは、お客様の抱える課題を深く理解するヒアリングから始まります。
そこから独自の切り口による企画立案、親しみやすいキャラクターデザイン、そして細部までこだわった動画制作まで、一貫してサポートいたします。
アニメ制作が初めてという企業様でも、専門用語を使わずに分かりやすく進行いたしますので、安心してお任せください。お客様の「伝えたい想い」を、最高のアニメーションへと昇華させます。

まとめ|アニメ広告は伝え方の選択肢

アニメ広告が向いている企業とは

商品の仕組みが複雑で説明が難しい、ブランドのイメージを今より親しみやすく変えたい、あるいはSNSで着実にファンを増やしていきたい。そんな課題を抱える企業にとって、アニメ広告は現状を打破する最強の選択肢になります。実写では届かなかった層にも、アニメならスッと入り込むことができます。

検討段階で整理しておきたいこと

制作を検討し始めたら、まずは「誰に」「どんな気持ちになってほしいか」という一点を整理してみてください。ターゲットの感情の動きをイメージすることが、成功する企画の第一歩となります。

まずは相談してみるという選択

アニメ広告の可能性は無限大です。自社に合うかどうか、どんな絵柄が良いのか迷っている方は、まずはお気軽に へ相談してみることから始めてはいかがでしょうか。

動画広告を検討しているなら、
\ 作る前に一度だけ相談してみませんか /

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