2000年代、人の数より畑の数の方が多い田舎にある小学校には、いろんな人がいました。
愛・地球博にハマりすぎて、自分をモリゾーと呼んでくれと言い出したケイタくん。
見たこともないローズピンクのランドセルとともに、東京からやって来たセナちゃん。
ベッカムヘアにした翌日、おじいちゃんに盆栽用はさみでモヒカン部分を切られたリョウくん。
トリビアの泉にはがきを出しまくり、採用されることに命をかけていたシオンちゃん。
今思えば、ゼロ年代の田舎の公立小学校は良くも悪くもごった煮状態で、キャラ立ちした子が多かったと思います。
大人になってから、ちょっと変わった人を見ると「小学校のときに、こんな子いたな~」と思うこともしばしば。
そんな「こんな子いるよな」というキャラが、ミーコさんのお友達としてナミミコシリーズに登場しました!!
新入生や新社会人が生まれるこの季節。
ナミミコにも、新たな仲間が登場しました。
ミーコさんの友人、黒猫のカンナさんです。
今回の動画では、ナミちゃんがカンナさんに責め立てられています……!
事の発端は、ナミちゃんが猫カフェに足を運んだこと。
ミーコさんという人(猫)がいながら、どういうことかと。これはひどい浮気だとご立腹です。
こういう子、小学校にいましたよね?
姉御肌で、友達のピンチに駆けつけ果敢に戦う女の子。
たいていの場合、助けを求められているわけではなく、自主的に駆けつけていたような気がします。
そして、やりこめられているのはたいてい男子でした。
あの好戦的……いえ、頼りがいのある性格は、大人になってからも続いているものなのか、ちょっと気になります。
そして、そんな頼れる(?)カンナさんのモデルは、実はみっちーの小学生時代の同級生です。
どの小学校にも、こういう子は一人いるものですね。
今回の動画はもともと、元彼ならぬ「元猫」が使っていたグッズが、家から出てくるという案から生まれたものです。
しかし、会議を進めるうちに「元猫って、今どこにいるの?」という議論に発展。
「逃げたとしたら、その後が心配」「今はいないって、設定として重いのでは?」などなど、現実には存在しない元猫について熱く話し合いました。
その結果、口論の発端は元猫ではなく猫カフェにして、あたかも「彼氏がキャバクラに行ったことによる喧嘩」のようにしようと決まりました。
この議論、私たちファニムビの姿勢が現れているなと感じます。
私たちはくすっと笑ってもらえる面白い動画を作ることに注力していますが、同時に誰かを傷つけたり心配させてしまったりする内容は避けたいと思っています。
今回の元猫も、「そこまで考えすぎなくても」という意見もあるかもしれませんが、ネガティブな気持ちになる人がいるかもしれないという可能性を大切にして議論しました。
また、この動画は他の作品同様に、Instagramにリールとして投稿。
リールは90秒までしか投稿できないので、いつも泣く泣く内容を削っています。
時には1分以上削ることもあり、どこをカットするのか本当に悩みどころです。
ナミちゃんとミーコさんの笑い声や相槌、しょうもないダジャレ、そして謎の間。
これらは「お話を展開する」という目的においては不要ですが、そんな部分こそが魅力の源泉だったりします。
だからこそ、カット作業は本当に大変です。
今回の動画にも、たくさんのコメントをいただき感無量です!
特によく見られたのが「言い回しが、関西の小学生高学年女子が、クラスの男子を責めてる空気感、なつかし~笑」「話し方がメッチャ大阪の女友達やん(つ∀≦。)・゚。ギャハハ!♡」といった、懐かしさを感じているコメント。
やっぱり、どの小学校にもカンナさん的ポジションの女子はいたんですね!
また、「猫カフェの付き合いがあるってなんや笑」「微笑ましくオモロくてたまらん!ありがとうございます♪」といったありがたいコメントもいただきました!
さらに、「ミーコさん、足組んで屋根に座ってる姿、モテっぷりな様子でオモロい」というものも。
ミーコさんのモテっぷりの表現には力を入れたので、笑ってもらえて嬉しいです。
ナミミコシリーズの動画は、引き続きどんどん新作を出していく予定なので、ぜひご視聴ください!
新しいリリースが出たらメールでお知らせします。