体育会系の企業で下戸は上司に気に入られるのか?【アニマル課長のセイタイ系】

長井杏奈

私が新卒で会社に入った時、絶望したことがいくつかあります。

「まじで毎日早起きしないといけないの?」

「週に2日しか休めないとか無理じゃね?」

「いろいろ仕事教わったけど、これ本当に全部自分でできるようになるのか?」

などなど……

そして、もう一つの絶望といえば、

「酒飲めないって、かなり不利じゃね?」

下戸でも上司に気に入られるのか問題

私が入社したのは、いわゆる大企業のグループ会社。

本社から来ている人から「俺が新卒のころは……」から始まる酒伝説を聞かされ、身震いしたものでした。

何を隠そう、私はかなりの下戸。

お酒を飲み始めた当初は、『ほろよい』を缶の半分も飲めば眠気に勝てず倒れるレベルでした。

大学時代に鍛えてなんとか平均よりやや弱いくらいになりましたが、それでもやはり飲めない寄りの人間です。

時代は平成後期。さすがに、無理に飲まされることは一切ありませんでした。

しかし、ビールやら焼酎やらを次々と鯨飲する同期の横で、「私のような酒を飲めない奴が、先輩や上司に好かれるのだろうか……」と遠い目になったことは忘れません。

下戸の飲み会攻略法法はこれ

果たして、下戸の私は会社で酒飲みの先輩から好かれたのか?

結論から言うと、好かれたり嫌われたりするより前に、たった3か月で会社を辞めました。

まあね、私は気合と根性を鍛える機会を奪われたゆとりど真ん中の世代ですからね、そういうこともあります。

ただ、その後フリーランスになってからも、飲み会の場は多々ありました。

飲み会は、営業の大チャンス。行ける飲み会には声がかかれば絶対に参加していました。

そこで見つけた私なりの「下戸の飲み会攻略法」。

それは、「かなり楽しそうにする」です。

下戸の人はわかると思うんですが、別に飲み会に参加している時点で、みんなだけ酒を飲んでいて自分は飲めないというシチュエーションに、特に不満はないんですよ。

あなたはビールをおいしく召し上がり、私はジャスミン茶をおいしくいただく、だから全然気にしなくていいですよと。

ただ、酒飲みの人はみんな「自分たちばっかり、なんか悪い」と思うんですよね。

まじでいらん気づかいだなと思いますが、まあそういうものなんでしょう。

それが積み重なるとどうなるかというと、「あの人は飲めなくて楽しくないだろうから、あんまり誘わないでおこう」と。

これを避ける方法が、「かなり楽しそうにする」です。

酒を飲んでいなくても、飲み会という場を楽しんでいる様子であれば、相手も気を使いすぎず気軽に誘ってくれるものです。

とりあえずめちゃくちゃ笑うとか、いつもより大きな声で喋るとか、話は前のめりに聞くとか、「こいつ、楽しんでるな~」と思わせる行動を多めにとりました。

それが功を奏したかはわかりませんが、私は世の中の下戸の中ではかなり飲み会に誘われる人間になれました。

理想と現実は違うからうまい具合にやっていこうや

仕事の関係者との飲み会は、やっぱり大切だと思います。

駆け出しだった私がさほど仕事に困らなかった要因の一つには、声のかかった飲み会は全参加していたこともあるはず。

これを読んでいるZ世代、およびZ世代に好かれたいと思っている私と同年代~年上のお兄さまお姉さま方は、「価値観、古~」とお思いかもしれません。

たしかに古いです。飲み二ケーションという言葉も死語になりましたしね。

ただ、実際問題として、現代の日本社会には結構そういう面があるのです。

良い悪いは置いといて、そういう事実があるんです。

「そんなことじゃなくて、仕事の内容で評価しろよ!」という声があるのはごもっとも、私もまったくそれを否定しません。

一方で、「酒が飲めるか」とか「ゴルフができるか」とか、そういう仕事とは直接関係ないところで、仕事面での評価に影響が出るという状況は、まだまだ続いています。

では、他に何が大切か。

そう、上司のご機嫌取りです。

ご機嫌取りスキルが高い方が、やっぱり出世していく傾向があると思いませんか?

もちろん、ご機嫌取りだけしていればOKということはありません。

が、同じくらい仕事ができる2人がいて、片方は業務上の会話以外はほとんどしたことがない、もう片方はちょこちょこ話しかけてきて、いつもこちらの気分が上がることを言ってくれる。

こういう状況になったら、人間ですから、後者を引き上げたいと思ってしまうものです。

今回のアニマル課長のセイタイ系は、そんなご機嫌取りについてがテーマ。

課長のご機嫌取りは、果たしてどうなるのか!?

ぜひご覧ください。

Staff
クライアント 株式会社givers
監督(ディレクター):伊波 剛壱
シナリオ原案:鶴谷未知
シナリオ協力:吉田史也
シナリオ:FUNNYMOVIE
アカウントプロデューサー: 崎原辰吾
プロジェクトマネージャー:新田真由
イラストレーター:Agami
エディター:四藤有典
字幕:小瀬賢太郎
音効:大野大輔
サムネ:吉川トミー

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