りっちゃんの“律せない”が止まらない!バズりアニメ『律せないりっちゃん』制作の裏側と人気の理由

フクザワマキコ

「己を律したいのに、どうしても律せない……!」。
そんな誰もが抱える“しょうもない悩み”を正直に歌い上げたことで、SNSが笑いと共感で溢れました。

株式会社FUNNYMOVIEが制作するショートアニメ『ナミちゃんとミーコさん』に新たに登場した“律せないりっちゃん”は、公開直後から話題を呼び、現在(2025年11月26日時点)YouTubeでは合計65万回以上再生されるほど人気シリーズに成長。

本記事では、主役であるりっちゃんとおじシンガーさんの魅力に触れながら、制作背景を紹介。バズりポイントとその理由をひもといていきます。

作品のあらすじ

◆動画①『止まらない欲。鳴り止まない応援歌。』

【アニメ】止まらない欲。鳴り止まない応援歌。  | ナミミコ

“律したいのに律せない”——りっちゃんは、そんな自分の小さな暴走を歌にしてしまうキャラクターです。

ナミちゃんとミーコさんが部屋でくつろいでいるところに、りっちゃんと2人のシンガーさんが突然現れます。そして涙ながらに、

・大容量のお菓子を一瞬で完食
・作り置きを1日で全部食べてしまう
・「一杯だけ」のつもりが二日酔い
・「少し寝よう」のつもりが朝になる

などのあるある現象を、歌で表現します。

こうした日常の失敗を、おじシンガーさんが良い歌声(ハモりで!)で自嘲気味に歌い上げる姿に、視聴者は思わず笑いながら「わかる~!」と大共感。
気づいたら一緒に「律せないりっちゃん~♪」と口ずさんでしまいます。

◆動画②『みんなの律せないりっちゃん!』

【発表】みんなの律せないりっちゃん!【アニメ】  | ナミミコ

こちらは視聴者からのコメント元にした“参加型バージョン”。今度はナミちゃんとミーコさんも一緒に弾き語りをしています。

・休みの日に掃除しようとして漫画を読んでしまった
・寝る前にドラマを1話だけ観ようとして夜が明けた
・ダイエット中だけどゼリーはノーカウント

など、身近すぎる“律せないエピソード”が続出。
コメント欄は「うちにもいる」「完全に私で笑った」の声で盛り上がり、視聴者同士の共感連鎖を生みました。

なぜバズったのか? ——4つの理由

① “これって自分のことでは?”と錯覚する共感力

りっちゃんとおじシンガーさんが歌う全エピソードは、誰もが一度は経験するものばかり。
これは制作時に「視聴者が1秒で状況を理解できる」構成を意識し、ストーリー設計を極限までシンプルにした結果です。

企業広報でも重要な“瞬間理解”。
それをコメディという形で体現した点は、作品の大きな強みになりました。

② 歌で語るという意外性

「ギャグ × 歌」という組み合わせは意外と少数派。
状況を歌いながら進めることで、テンポが自然と生まれ、視聴者はあっという間に最後まで視聴してしまいます。

コメント欄では
「リンリンの破壊力がすごい」
「歌の中毒性が高すぎる」
「カラオケで歌いたい」
と話題に。

音楽の力を活かした構成が、作品のリピート視聴を後押ししました。

③ りっちゃん&シンガーさんのキャラが強い

泣きながら現れる可愛いりっちゃんと、渋いおじシンガーさん達の伸びの良い歌唱が重なり、短尺ながら世界観が一気に立ち上がります。

キャラクターの魅力がコンテンツの推進力として働き、動画を観るたびにりっちゃん達を好きになる設計です。

④ 視聴者参加型の構造

動画②では視聴者の投稿を歌に変換。
「自分が関わったコンテンツだ」と感じることで、視聴者は一気に主体性を持って拡散します。
SNS時代に強い“自分ごと化”を自然に起こした点も、バズを後押ししました。

その後もFUNNYMOVIE公式Xでは、視聴者からの「弾きたい!歌いたい!」の声に応えて、ギターコードまとめ動画を公開。ファンが“歌ってみた”チャレンジ動画を投稿するなど、新たな広がりを見せています。

この企画のポイント —— ファニムビ流の工夫

1テーマ=1感情に集中させる脚本作り
・視聴者の“恥ずかしいほど共感する失敗”を、可愛く、前向きな歌として再構築
・キャラクターを軸に、ブランドの世界観を自然に伝える設計
・ショートアニメでも“記憶に残る”ように、視覚・音・テンポを最適化
・ファンが参加できる余白を残し、コメント欄から次企画が生まれる構造を採用

派手な演出はしなくても、企画の芯をしっかりつくることで、コンテンツの広がり方は大きく変わります。

ファニムビの制作力が伝わるポイント

ファニムビでは、
「ただ面白い」ではなく、
“企業の認知が広がる面白さ”を設計すること を大切にしています。

りっちゃんシリーズは、
・キャラの魅力
・テーマの汎用性
・歌の中毒性
・SNSに最適化された短時間演出

これらの要素を丁寧に組み合わせることで、ショートアニメでありながら、企業アニメとしてブランド世界観を築くことができた作品です。

まとめ

“律せない”という誰にでもある己の弱さを、りっちゃんは笑いと歌でそっと肯定してくれます。
その姿が、気づけば多くのファンを巻き込み、広がり続ける理由になりました。

この企画が示すのは、
「ファンが自然に増える設計」
「世界観として愛されるキャラクター作り」

の大切さ。

御社の広報課題も、
キャラクターと企画次第で「人が気づけば勝手に宣伝したくなる」コンテンツに変えられます。
どうぞお気軽にご相談ください。

この記事をシェア

この記事を書いた人

フクザワマキコ

名古屋在住のフリーライター兼チンドン屋。猫2匹と爬虫類ズと暮らしている。

りっちゃんの“律せない”が止まらない!バズりアニメ『律せないりっちゃん』制作の裏側と人気の理由 おすすめのアニメ 2025.11.28
Webアニメ制作の求人を探すなら?未経験から挑戦できる会社選びと働き方の完全ガイド 採用記事 2025.11.27
【映像ディレクター求人】未経験〜経験者まで必見|FUNNYMOVIEが選ばれる理由と働き方を徹底解説 採用記事 2025.11.26
【2025最新】FUNNYMOVIE求人まとめ|働く魅力・募集職種・応募ポイントを徹底解説 採用記事 2025.11.25
アニメーター採用で評価されるポートフォリオの作り方|未経験でも伝わる構成と実例ガイド 採用記事 2025.11.23
自社コンテンツをアニメ化する会社選び完全ガイド|失敗しない制作戦略と成功事例 ニュース 2025.11.22
副業アニメ『リスクワ』公式グッズ登場!リス山&クワさんアイテムで毎日を楽しく♪ ニュース 2025.11.20
LINEスタンプ&絵文字まとめ|ナミちゃん&ミーコさん&カンナさんでトークがもっと楽しく♪ ニュース 2025.11.18
「面白い動画を作る仕事」とは?仕事内容・必要スキル・年収・やりがいを徹底解説 採用記事 2025.11.18
【アニメで伝える】敬老の日に“気持ち的に迷子”なおじいちゃんが切なかわいい!しまうまプリント×ファニムビ|アニメ広告事例 採用記事 2025.11.17

こちらもおすすめ

JOIN US採用について

あなたの人生にも必ずサビが来る!
今こそ、キャラクターを通して、なりたい自分になってみませんか?
SNS上で拡散されるコンテンツを一緒に作りましょう!

Get new release

新しいリリースが出たらメールでお知らせします。