2025.10.20
制作会社「FUNNYMOVIE(ファニムビ)」の営業・崎原(さきはら)は、異色の経歴の持ち主。
アニメ内の声優として歌い、そして作品によっては演者として出演し、現在は営業としてクライアントとクリエイターをつなぐ役割を担っています。
現場には、「笑い」と「寄り添い」という二つの要素が共存しています。
今回は、崎原に営業のやりがいやFUNNYMOVIEの魅力、そして“面白さ”に込めた想いについてお話を伺いました。
崎原:
ボーカル兼営業の崎原と申します。この肩書きはクライアントとの会話のきっかけにもなっています。
FUNNYMOVIE入社は12年前。沖縄から上京して仕事を探していたとき「ボーカル募集」の求人を見つけました。当時、FUNNYMOVIEは結婚式ムービーを月100本以上制作し、歌と演技で新郎新婦の物語を伝える仕事をしていました。映像を見て「こんなに面白い結婚式ムービーがあるのか」と驚き、応募を決めました。
入社後はボーカルとして活動していましたが、プレゼン力を評価され営業へ転向。「ボーカル兼営業」という肩書きが誕生しました。演じて魅せるスタイルが話題を呼び、クライアントとの信頼関係づくりにも大きく役立っています。
崎原:
やはり、自分の提案がクライアントに刺さり、会議室が笑いに包まれる瞬間です。爆笑が起きた時が一番“沸く”瞬間ですね。
印象的だったのは、兵庫県東播磨県民局「東播磨ちゃん」という仕事です。代理店と連携し、ロジック部分は代理店が、アイデア部分を私が担当しました。大胆に攻めた企画でしたが、想像以上に好評で、「なるほど、そう来たか」と笑いが起きたんです。
FUNNYMOVIEの営業は、“面白さ”を提案の軸にしています。つまり、プレゼンの判断基準は「笑うか、滑るか」。笑いが生まれた瞬間、クライアントの心が動くのを実感します。
崎原:
クライアントの約7割は、FUNNYMOVIEの“ファン”からの問い合わせなんです。制作会社にファンがつくのは珍しいですよね。「面白いことをしたい」という想いで依頼してくださる方が多く、業界も行政、物流、メーカーなど本当に幅広いです。
特に印象に残っているのは、佐川グローバルロジスティクスの担当者の言葉です。定例ミーティングの際に、「この打ち合わせの時間が、今いちばん楽しいです」と言われたんです。制作過程そのものを楽しんでもらえたことが、本当に営業冥利に尽きました。
104万以上再生された佐川グローバルロジスティクス動画の何がすごいのか、徹底分析した過去記事『企業PRアニメで物流を“わかりやすく、楽しく”伝える 『佐川シリーズ』4本まとめ』もご覧ください。
崎原:
FUNNYMOVIEの使命は、キャラクターの力で社会課題に寄り添うことです。登場するキャラクターが、視聴者に“優しく寄り添う存在”であることを常に意識しています。
代表作『モモウメ』の中でも印象的な回、「マウンティング・マウンテン」のセリフが登場するエピソードでは、再生回数449万回以上を超え、多くの視聴者が“笑いながら共感できる”作品として支持されました。
実際に、「気持ちが軽くなった」「救われた」といった声が多く寄せられ、アニメが人の心を支える力を改めて感じました。
私たちの作品は、ただ笑って終わるものではありません。どんな人の心にも寄り添い、日常を少し明るく照らす。それが、“I’m with you.”というスローガンに込めた想いであり、FUNNYMOVIEの真髄です。
崎原:
相談のハードルはとても低くしています。どんなに些細なことでも構いません。「何から話せばいいかわからない」という状態でも大歓迎です。
「理念やサービスの魅力が伝わらない」「社内にも想いが届かない」——そんな時こそ、私たちの出番です。FUNNYMOVIEは、難しい内容をキャラクターの力でわかりやすく“噛み砕く”ことを得意としています。
アニメの力で「救われた」「気が楽になった」という声を多くいただきます。視聴者に寄り添い、優しさを届ける映像づくりこそが、FUNNYMOVIEが大切にしている姿勢です。
ぼんやりしたアイデアでも構いません。まずはお気軽にお問い合わせください。
アニメと笑いを愛し、「真面目にふざける」を心に日々活動中。採用情報や制作の裏側、メンバーの“天才ぶり”を世界に発信しています。笑える採用情報から、AI時代のクリエイティブまで、ファニムビの“面白さの源”をお届けします。