なぜ「読まれないメルマガ」が多いのか?【失敗の共通点3つ】

編集部・広報

この記事でわかること
✅メルマガが「読まれない」原因と共通する3つの失敗パターン(件名・ターゲット・配信タイミング)がわかる
✅開封率・クリック率を上げるための具体的な改善方法と、読まれるメルマガ構成の基本を学べる
✅効果測定やツール活用を通じて、成果を継続的に高める実践的な運用ノウハウを身につけられる

なぜ「読まれないメルマガ」が多いのか?【失敗の共通点3つ】

アニメ制作

メルマガを配信しても、なかなか開封されない…。
そんな悩みを抱える方は少なくありません。実は、「読まれないメルマガ」にはいくつかの共通点があります。
ここでは、特に注意すべき3つの失敗パターンを紹介します。

件名が長い・抽象的すぎる

メルマガの開封率を大きく左右するのが「件名」です。
どれほど内容が素晴らしくても、件名が長すぎたり、ぼんやりしていると読者の目に止まりません。

たとえば、

「お知らせがあります」
という件名では、内容が想像できずスルーされてしまいます。

一方で、

「【3日限定】10%OFFクーポンを配布中」
といったように、短く・具体的で・メリットが伝わる件名ならクリックされやすくなります。

件名は15〜30文字以内が理想です。
読者の「今すぐ知りたい!」という気持ちを引き出す一言を意識しましょう。

ターゲットがぼやけている

「誰に伝えたいのか」があいまいなメルマガも、読まれにくい原因です。
すべての人に当てはまるような内容では、結局だれの心にも響きません。

たとえば、ビジネスパーソン向けなのか、学生向けなのか、既存顧客なのかで、
文章のトーンや紹介する情報はまったく変わります。

理想は、「1通=1人に話しかける気持ち」で書くこと。
「○○でお悩みのあなたへ」など、読者を明確にイメージした文面にすることで、
読まれる確率が一気に上がります。

配信のタイミングがズレている

せっかく良いメルマガを作っても、配信のタイミングが悪いと開封されません。
たとえば、朝の忙しい時間や深夜に届くメールは、ほとんど読まれず埋もれてしまいます。

ビジネス向けなら「平日10〜13時」、主婦層なら「昼過ぎ〜夕方」、
趣味・娯楽系なら「夜8〜10時」が比較的反応が良い時間帯です。

また、配信頻度にも注意しましょう。
毎日のように届くと「しつこい」と感じられ、解除されてしまうことも。
月2〜4回ほどを目安に、読者が心地よく受け取れるペースを意識することが大切です。

読まれるメルマガの構成とは?5つの基本パート

会議中のテーブル

メルマガには、読まれるための“型”があります。
この型を意識することで、誰でも開封率・クリック率を上げることができます。
ここでは、基本の5パートを順に解説します。

①件名(15文字以内・メリット提示)

件名は「読まれるか・スルーされるか」を決める最重要ポイントです。
読者が一瞬で「自分に関係がある」と感じる内容にしましょう。

具体的には以下の4要素を意識します。

  • 数字を入れる:「3つのコツ」「20%アップ」など
  • 限定感を出す:「今だけ」「先着10名様」
  • 読者のメリットを提示する:「無料」「効率アップ」
  • 動詞で行動を促す:「いますぐ」「手に入れる」

例:

「【限定配布】3日で成果が出るメルマガ改善チェックリスト」

短く・具体的で・行動を誘う件名が理想です。

②ヘッダー(訴求の要約とCTA配置)

ヘッダーとは、メルマガを開いたときに最初に目に入る部分です。
ここで「読む価値がある」と思わせることができれば、最後まで読まれます。

内容を1〜2文で簡潔にまとめ
読者が得られるメリットを明示しましょう。

また、ヘッダー内にCTA(行動喚起)リンクを配置するのも効果的です。
「詳細を見る」「無料で体験する」など、すぐにクリックできる導線を用意すると成果が高まります。

③リード文(共感・時事・季節感)

リード文は、本文に入る前の“つかみ”の部分です。
ここで共感を得られなければ、その先を読まれません。

おすすめは、以下の3パターンです。

  1. 共感型:「最近、メールの反応が落ちていませんか?」
  2. 時事ネタ型:「年末商戦が近づく今、販促メールの質が問われています。」
  3. 季節型:「春の新生活に向けて、新しい提案をメールで届けましょう。」

たった数行でも、「自分ごと」と感じさせる工夫を取り入れることで、
読者の心を自然に引き込みます。

④本文(1メール1メッセージ+視覚リズム)

本文では、1通につき1つのテーマに絞ることが鉄則です。
あれもこれも伝えようとすると、結局どれも印象に残りません。

たとえば、「セミナー案内」「新商品紹介」「ノウハウ共有」など、
目的を1つに決め、それを中心に構成しましょう。

さらに、視覚的な読みやすさも重要です。
・1文を短く区切る
・改行を多めに入れる
・箇条書きを活用する
・【】や■などの記号でアクセントをつける

スマートフォンで読まれることが多いため、
画面上でスッと読めるレイアウトを意識すると反応が上がります。

⑤フッター(信頼性と配信停止導線)

最後のフッター部分も軽視できません。
ここは「信頼される企業・個人」かどうかを判断されるポイントです。

会社名、住所、電話番号、公式サイトURLなどを明記し、
きちんと運営している印象を与えましょう。

また、「配信停止はこちら」などのオプトアウト導線を入れることも忘れずに。
これは法律上のルールであるだけでなく、
読者に安心感を与え、「また読みたい」と思ってもらえる要素でもあります。

誠実な姿勢こそが、長く読まれるメルマガを育てる最大の武器です。

この構成を守れば、あなたのメルマガは“読まれないメール”から“信頼される情報源”へと変わります。
次のステップでは、「件名づくり」や「配信タイミング」を実際に改善し、開封率を上げていきましょう。

開封率を上げる「件名」の作り方と例文集

PC

メルマガで最初に見られるのは「件名」です。どんなに内容が良くても、件名で興味を引けなければ開封されません。
件名は“メールの顔”とも言えるほど重要です。特にスマホで読む人が多い今は、15文字前後で伝わるメッセージ性が鍵になります。
ここでは、反応が高い件名のパターンを例文つきで紹介します。

【限定】○○が10%OFF!/【事例】○○で成果40%アップ

「限定」「事例」「数字」この3つは開封率を上げる“鉄板ワード”です。
人は「今しかない」と感じると、思わずクリックしてしまいます。
たとえば、

  • 【限定】今週だけ!人気商品が10%OFF
  • 【事例公開】導入3か月で売上40%アップ
  • 【無料】先着50名に特別レポート配布中

こうした件名は、「メリット」+「数字」+「行動のきっかけ」を組み合わせています。
また、「【】」「!」などの記号を使うと視覚的に目立ち、受信箱で他のメールに埋もれにくくなります。

数字は信頼性を高め、限定表現は行動を促します。つまり、「今すぐ開けた方が得」と思わせることが大切なのです。

読者メリット・緊急性・数字・パーソナライズが鍵

読まれる件名には、4つの共通点があります。

  1. 読者のメリットを伝えている
     例:「3分でできる営業メール改善法」
     →「読んで得する」と思える内容にします。
  2. 緊急性を出している
     例:「明日締切!セミナー参加特典あり」
     →人は「期限」があると反応します。
  3. 数字で具体性を出す
     例:「開封率を2倍にする3つのステップ」
     →抽象的な表現より、数字が入ると信頼感が増します。
  4. パーソナライズ(個別感)を出す
     例:「○○株式会社様だけの特別プラン」
     →自分ごとに感じてもらうと、開封率がぐっと上がります。

この4点を意識することで、受信者の興味を自然に引き出せます。
件名は「伝えたいこと」よりも「相手が知りたいこと」を中心に考えるのがコツです。

クリック率を高める「本文構成」とデザインのコツ

PC

開封してもらったあとは、「本文」で読者を行動に導くことが目的です。
ここでは、クリック率(リンクの押されやすさ)を高めるための3つの工夫を紹介します。

上部にCTA配置、1コンテンツ集中

メール本文では、“伝えたいことは1つ”に絞りましょう。
あれもこれも伝えようとすると、読者は途中で離脱してしまいます。

そして、最も重要なリンク(CTA)は上部に設置します。
スマホではスクロールせずに見える位置(冒頭〜2段落以内)に「資料ダウンロード」「詳細を見る」などのボタンを配置すると効果的です。

さらに、CTAを1通のメールで複数設置する場合も、
「目的のリンクだけを強調」「文脈に沿った自然な導線」にすることが重要です。

例:

今回ご紹介するノウハウをまとめた無料資料をこちらからダウンロードできます。
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改行・記号・余白でスマホ最適化

スマホで読む読者が多い現在、文章の“見やすさ”は成果を大きく左右します。
難しいデザインを使わなくても、次の3点を意識するだけで、読みやすさが格段に向上します。

  1. 1文を短くする(40文字以内)
  2. 2~3行ごとに改行を入れる
  3. 「■」「●」「▶」などの記号でリズムをつける

たとえば、

■ 今週限定セミナー開催中
▶ 参加費無料・先着50名様まで

といった形にすると、視覚的にもテンポよく読めます。
また、余白を多めに取ることで「圧迫感」をなくし、最後まで読まれる確率が上がります。

自社らしさ(ノウハウ・人間味・専門性)を盛り込む

どんなに文章が整っていても、「どこかで読んだような内容」では印象に残りません。
読まれるメルマガには、企業や担当者の“人間味”や“経験”がにじみ出ているものが多いです。

たとえば、

  • 社内で実際に試した改善事例
  • お客様の声や反応
  • スタッフの日常や考え方

これらを文章の合間に入れるだけで、読者は「この会社、信頼できる」と感じます。
また、自社の専門知識やノウハウを簡単にまとめて発信すれば、「この人から学びたい」と思ってもらえます。

自分の言葉で語ることこそ、最大の差別化です。

配信の成功率を左右する「タイミングと頻度」

スマホ

どんなに内容が良くても、送るタイミングが悪ければ読まれません。
配信の時間や曜日を少し変えるだけで、開封率やクリック率が目に見えて変わることがあります。

平日10時〜13時、または火・木が最適

多くの調査で、平日の午前中(10時〜13時)が最も開封率が高いことがわかっています。
理由はシンプルで、仕事が落ち着いた時間帯にメールチェックをする人が多いからです。

また、火曜日と木曜日は週の中でも最も反応率が良い曜日です。
月曜は忙しく、金曜は気持ちが週末モードに入っているため、集中してメールを読む人が少なくなります。

もしBtoC(一般消費者向け)メルマガであれば、
夜20時〜22時の時間帯もおすすめです。スマホでリラックスしている時間帯に届くと、開封されやすくなります。

月2〜4回配信が理想(BtoBなら週1以下)

メルマガは、“送りすぎず・間を空けすぎず”が鉄則です。
配信頻度が高すぎると「また来た…」と感じられて開封率が下がり、
逆に間が空きすぎると読者に忘れられてしまいます。

BtoCの場合は月2〜4回(週1程度)がベストバランス。
一方、BtoBでは1週間〜10日に1回の頻度が最適です。

重要なのは、「読者が楽しみにしてくれるリズム」を作ることです。
毎回同じ曜日・時間に配信すると、習慣的に開封してもらいやすくなります。

読まれるメルマガ事例【BtoB/BtoC別テンプレート】

iphone

メルマガを成功させるには、「どんな目的で、どんな内容を、どんな順番で伝えるか」を明確にすることが大切です。
ここでは、実際に成果が出やすいメルマガ例文を目的別に紹介します。
テンプレートを活用すれば、初心者でも今日から効果的なメールを作ることができます。

セミナー案内メール例文

BtoB企業に多いのが「セミナーやウェビナーの案内メール」です。
このタイプでは、件名でメリットを伝え、本文で「なぜ参加すべきか」をわかりやすく説明することがポイントです。


件名例:

【無料開催】営業が苦手でも成約率が上がる!オンラインセミナー開催のお知らせ

本文例:

○○様
こんにちは。株式会社△△のマーケティング担当・田中です。

このたび、営業が苦手な方でも成果を出せる「成約率アップセミナー」を無料で開催します。
セミナーでは、現役営業マネージャーが実践しているトークスクリプトや、お客様の信頼を得る提案のコツを解説します。

開催日時: 〇月〇日(木)14:00〜15:30
開催形式: Zoom(オンライン)
参加費: 無料

ご希望の方は、以下のURLよりお申し込みください。
👉 お申し込みはこちら

※定員に達し次第締め切りとなります。お早めにご登録ください。


ポイント:

  • 冒頭で「無料」「オンライン」などの参加メリットを明示
  • 本文では「得られる成果」を具体的に伝える
  • URLを明確に配置して行動を促す

お役立ち記事配信例文

BtoBでもBtoCでも、最も読まれやすいのが「お役立ち情報」を届けるメルマガです。
商品紹介よりも、「読むだけで知識が増える」「仕事に使える情報が手に入る」内容が信頼につながります。


件名例:

【保存版】営業メールの開封率を3倍にする5つのコツ

本文例:

○○様
こんにちは。△△株式会社のマーケティングチームです。

メールを送っても「なかなか読まれない…」と感じていませんか?

今回は、実際に開封率を3倍に伸ばした企業の「件名改善テクニック」をまとめました。

▼この記事でわかること

  • 15文字以内で伝わる件名の作り方
  • 開封率が上がる時間帯の選び方
  • 成功企業の実例紹介

記事はこちらからご覧ください👇
👉 記事を読む

今日から実践できる小さな工夫で、メールの反応率は大きく変わります。
ぜひ次回の配信に役立ててくださいね。


ポイント:

  • 件名と本文に「読者の悩み」を具体的に入れる
  • 「何が得られるのか」を明確にリスト化する
  • 「読むだけで得する」印象を与える

キャンペーン案内例文

セールやキャンペーンは、BtoC企業が最も成果を出しやすいメルマガテーマです。
ただし「売り込み感」が強すぎると逆効果。お得さと安心感のバランスが大切です。


件名例:

【3日間限定】全商品20%OFF!秋の感謝セール開催中!

本文例:

○○様
日ごろのご愛顧に感謝を込めて、3日間限定の「秋の感謝セール」を開催します!

▼キャンペーン内容

  • 全商品 20%OFF
  • 新作アイテムも対象
  • 会員様限定の早割クーポン配布中

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※期間:〇月〇日〜〇月〇日まで
※在庫がなくなり次第終了となります。

お得なこの機会をお見逃しなく!


ポイント:

  • 「期間限定」「全品〇%OFF」など数字で訴求
  • 箇条書きで内容を整理し、視覚的にわかりやすく
  • 締め切り効果を明示して行動を促す

まとめ|「読まれるメルマガ」は“読者中心設計”がすべて

メルマガを成功させる一番の鍵は、読者の気持ちを想像しながら作ることです。
どんなに情報量が多くても、相手の「知りたい」「共感したい」という気持ちを引き出せなければ、最後まで読まれません。

株式会社ファニムビ(FUNNYMOVIE)では、キャラクターと映像の力で「伝わりにくい情報を、思わず笑顔で理解できる物語」に変えるお手伝いをしています。
企業のメッセージやサービス紹介も、“押しつけ”ではなく“共感”で伝えることで、自然に興味を持ってもらえます。

「伝える」から「伝わる」へ。
メルマガも映像も、その本質は“相手を思う設計”です。

ファニムビは、笑いと音楽、キャラクターの力を使って、そんな「読まれる・心に残る」コミュニケーションを社会に広げていきます。

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この記事を書いた人

編集部・広報

アニメと笑いを愛し、「真面目にふざける」を心に日々活動中。採用情報や制作の裏側、メンバーの“天才ぶり”を世界に発信しています。笑える採用情報から、AI時代のクリエイティブまで、ファニムビの“面白さの源”をお届けします。

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