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2025.12.09

YouTube『みっちーのアニメ』登録者30万人突破|人気作品の舞台裏と制作秘話を代表・中道氏が語る

編集部・広報

YouTube『みっちーのアニメ』が登録者30万人を突破しました。動画の裏側には、多様なシリーズと制作の試行錯誤が積み重なっています。節目を迎えた今、FUNNYMOVIE代表・中道がこれまでの歩みと作品に込めた思いを語ります。

『みっちーのアニメ』登録30万人突破──その舞台裏を、代表・中道が語る

『みっちーのアニメ』30万人突破

中道:
『みっちーのアニメ』が、ついに登録者数30万人を超えました。そして、来年はFUNNYMOVIEが創業20周年を迎えます。

ここまで継続して活動を続けることができたのは、日々応援してくださるファンの皆さまのおかげです。「待ってました!」というコメントの一つひとつに、いつも励まされ、背中を押されてきました。

「笑わせたい人がいる人生」に、心から感謝申し上げます。

そこで今回は、『みっちーのアニメ』が登録者30万人を突破するきっかけとなった人気コンテンツをまとめてご紹介いたします。

最初に火がついた『カシューナッツと柿の種の恋物語』

中道:
YouTube「みっちーのアニメ」がスタートして最初に注目を集めたのは、「カシューと種ちゃん」でした。

「お菓子なアニメ」として始まり、大女優の「かきのたね」とベテラン歌手の「カシューナッツ」が、芸能界で対立するプロダクションに所属しているため、決して結ばれることはないまま、いつもホテルで密会している――という設定のアニメです。

このアニメの最大の見どころは、「絵が動かないこと」。
「いや、アニメじゃないんかい」と思われるかもしれませんが(笑)、そこがまた独特の魅力でもあります。

恋する女性のわがままな一面をすべて表現した「種ちゃん」と、そのわがままを100%受け止め、肯定し続ける「カシュー」。
この二人の関係性が、多くの視聴者の方々の共感を呼んだようです。

中道:
恋人に「私のこと、どれくらい好き?」と聞かれて困る男性は多いのではないでしょうか。
ただ、「どの曲くらい好き?」と聞かれる男性は、おそらくカシューくらいのものだと思います(笑)

その“無茶ぶり”に対して、迷いなく応えるカシューの姿勢には、恋愛のリアルさとユーモアが共存しています。
まさにそこが、多くの方に支持された理由だと感じております。

スナックあいまい誕生の背景:コロナ禍が生んだ新たな「居場所」

中道:

続いてご紹介する作品は、『スナックあいまい』です。

このアニメが誕生したきっかけは、やはり「コロナ禍の混沌」でした。
当時、慣れ親しんだ夜の街はすっかり元気を失い、行き場をなくした会社員たちが鬱々と日々を過ごしていた時代でした。

そんな中、都内のスナックをインターネット上に移し、「YouTubeを開けば通えるスナック」としてスタートしたのが『スナックあいまい』です。
職場で溜まった悩みを「お酒」と「歌」で癒やす――そんなコンセプトのもと、多くの方に愛されてきました。

みっちーにとって特に思い出深い回があります。
それは、現在も仲良しの元芸人クリエイターさんの実体験をもとにしたエピソードです。

「披露宴に呼ばれなかった経験に今も少しモヤモヤしている」と打ち明けてくれたことがきっかけで、「あいまいで供養しよう」と、この曲を制作しました(笑)。

その背景を知っているからか、この回を見るたびに、今でも少しうるっとしてしまいます(笑)

ハンサム課:休止の背景

中道:
そして、「ハンサム課」です。
現在はしばらくお休みをいただいておりますが、この機会にお休みの理由を発表してもよいでしょうか。
それは――

「鷹司の声がしんどい」 という理由です(笑)

ボケキャラであればまだ良かったのですが、あの高い裏声でツッコミを担当させたのは、正直なところ軽率でした。
そのため、現在は「鷹司を声変わりさせて再登場させようか」と悩んでおります(笑)

中道:
また、鷹司のキャラクターデザインも最後まで決まらず、ボツ案もいくつか存在します。
結果的に、今のデザインが一番しっくりきていると感じています。

ハンサム課:ボツ案

中道:

思い出深いエピソードといえば、やはり「ひひ皮膚科」の回でしょうか。
正直なところ、「皮膚科って歌うだけの回、誰が見るんだろう」と思っていましたが、
反響はまったくの逆で、多くの方から「大好き!」という声をいただきました。

そのとき初めて、
「あ、この人たち(視聴者の皆さん)とは感覚が合うな」
と空を見上げた瞬間を、今でもよく覚えています。

背景:ナミミコ登場までの道のり

中道:
そして、ようやくナミミコ(ナミちゃんとミーコさん)の登場です。
モモウメのような関係の友達がどうしたらできるのかと探していたところ、まさにこんな2人がいました。

裏話は本当にたくさんあります。
最初は「ウメさんのようなツッコミキャラなのかな」と思っていたのですが、次第に猫の本性が抑えきれず、いつの間にかボケ回が増えていきました。
「それでいいか」と思っていたら、今度はナミちゃんのキャラが少し薄まってしまい……。
そこへカンナさんの登場もあり、チームとしてますます楽しくなっていきました。

そして転機となったのが「ビーチの回」です。

中道:

「あーるもの楽しむ!」
この一言で、ナミちゃんの魅力が再び爆発しました。

毎日が辛いことの連続でも、「今あるものを楽しむ!」というその姿勢。最高です。
まさか職なしのナミちゃんから、そんな大切なことを教わるとは思いませんでした(笑)。

ここからまたナミミコ、カンナも成長し、新しい仲間との出会いもあるかと思います。
これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。

ちなみに、この「ビーチの回」は、PMアニメでもお馴染みの豊泉の実体験がもとになっています(笑)。

中道:
もしニーズがあれば、いつかこうした裏話をオフ会でお話ししてみたいですね。

最近のヒット作“律せないりっちゃん”

中道:
やはり、最近のヒット作といえば「律せないりっちゃん」ではないでしょうか。
SNSでの再生数はなんと1,300万回を突破。本当に素晴らしいことです。これだけ多くの方々が“りっちゃんだった”という証でもあります。みんな、ひとりじゃないのです。

この楽曲は、『ちょい達成感めちゃ慢心』というフレーズが想像以上に反響を呼び、「もうこれ以上の作品は作れないのでは」と思ったところからスタートしました。

中道:
きっかけは、「1週間かけて食べるつもりだったお菓子を、一瞬で食べちゃうよねえ」という何気ない雑談でした。
しかし、安易なアイデアでは伝わらないと感じ、しばらくの間は無理に形にせず、ひらめきが降りてくるのを待っていました。

中道:

そしてある日、1人の泣き虫な女の子が舞い降りてきました。
その子の名前が「りっちゃん」。彼女との初対面が、「律せないりっちゃん」誕生の瞬間でした。

意志が弱くて、いつも少し落ち込んでいるりっちゃん。
彼女はスマホの中で、「エリートの不祥事」や「スターの不倫」といったニュースの見出しと並びながら、こちらをじっと見つめていました。

「そうか、“優秀”と言われる人たちも、実は律せないりっちゃんなのかもしれない。」
そう思った瞬間、落ち込むよりも、律せない自分や周囲の人を責めるよりも、一緒に歌って笑えばいいのではないかと感じました。

デザイン調整などの苦労

中道:
その後、りっちゃんのビジュアルを調整するなど、さまざまな試行錯誤はありましたが、終始楽しく制作を進めることができました。

着想から制作までの流れは、どこかにモモウメの『なすりーつけりー』を作っていたときと同じ感覚で、懐かしさを覚えるほどでした。

最後に:まだシリーズ化されていない作品への思い

『アド姉さん』

中道:
最後に2つ、まだシリーズ化されていない作品をご紹介いたします。

まずは「アドねえさん」。
こちらも多くの方からご好評をいただいており、「シリーズ化してほしい」というお声をたくさん頂戴しております。

ぜひ実現したいと考えておりますが、「アドねえさん」というタイトルにちなんで、広告代理店の皆さまとご一緒に制作できればと思っております。

『カナダ留学に行くとなぜブスになるかを歌ってみた』

中道:

『みっちーのアニメ』にチャンネル名が変わる前の、最初の大ヒット作です。
このアニメがあったからこそ、モモウメチームのメンバーとの出会いがありました。
もしこの作品がなければ、「モモウメ」は誕生していなかったかもしれません。

『みっちーのアニメ』チャンネル登録者30万人を迎えての振り返り

ファニムビ_社内アニメ

中道:
30万人突破を記念して少し振り返ってみましたが、
「笑わせたい人がいる人生」を与えてくださる視聴者の皆さま、そして共に作品を作り上げてくれる制作スタッフの皆さんに、心から感謝申し上げます。

これからも、1日の終わりに笑って眠れるように、
愛らしいキャラクターたちをご紹介してまいります。

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この記事を書いた人

編集部・広報

アニメと笑いを愛し、「真面目にふざける」を心に日々活動中。採用情報や制作の裏側、メンバーの“天才ぶり”を世界に発信しています。笑える採用情報から、AI時代のクリエイティブまで、ファニムビの“面白さの源”をお届けします。

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