こんにちは、ライターの長井です。
突然ですが、私はいま、中国におります。
中国では漢字が使われていますが、日本で使われているものとは違いもありまして。
なんとなく雰囲気で会話をすると、ちょっとおかしなことになります。
昨日は、ご飯を食べていたら隣の席の方と仲良くなったので、メモ書きでコミュニケーションを取りながら「いつかあなたに手紙を送るね!」と伝えました。
後から確認したら、中国語で「手紙」は「トイレットペーパー」を意味するそうです。
どうやら私は、なぜか唐突にトイレットペーパーを送りつける日本人になってしまったようで……
そんな「言葉の間違い」のなかでも、今回は「誤変換」をテーマに制作した動画をご紹介します!
今回のクライアント様は、レバウェル看護さん。
職場の雰囲気や働きやすさがわかる看護師専門の転職支援サービスで、累計利用者数は40万人を突破しています。
2009年にリリースされておりすでに一定の認知度はあったものの、2022年に名称を変更したことなどから、「もっと認知度を上げたい」という課題をお持ちでした。
そこで、動画制作において「ターゲットを絞り込みすぎず、たくさんの看護師さんに見てもらう」という目標を作り、「あるある」をキーポイントにしました。
業界や職種のあるあるネタって、自分が該当するジャンルの投稿がSNSで流れてくると絶対に見ちゃいますよね。
そんな「思わず見ちゃう」という心理を活用し、「お局が寝ている休憩室で、後輩ナースが先輩ナースに『電子カルテの誤変換あるある』を披露する」という動画を制作しました。
動画を公開した結果、インスタグラムにて160万回も再生を突破。
なぜここまでバズったのか、2つのポイントを解説します。
今回の動画は、誤変換ネタを絵とテロップで表示し、それを先輩・後輩ナースが驚いた表情で見ているという構図にしました。
サムネを見ただけでも、「これ、どういう状況?」と気になりますよね。
動画が始まると、すぐに「最近電子カルテの誤変換多すぎませんか?」というセリフが入ります。
次々と新しいコンテンツが流れるSNSでは、動画を見始めてすぐにテーマがわからないと視聴者が離れてしまうもの。
だからこそ、「今から看護師さんのあるあるネタをやりますよ!」とここで宣言しているわけです。
「あるある動画を作ろう」と思ったら、「どんなネタにするか」から考える方がほとんどです。
たしかにそれも大切ですが、今回私たちが一番こだわったのは、「どんなシチュエーションにするか」という点です。
きっと、みなさんも「お葬式でお坊さんのほくろから長い毛が伸びているのを見つけた」とか、「めちゃくちゃ怒っている人のシャツにSMILEと書いてある」とか、普段なら面白くないのに、笑ってはいけないシチュエーションだとどうしようもなく笑いそうになった経験があるのではないでしょうか。
私たちは、そんなシチュエーションこそオモシロの源泉になると考えました。
そこで出たアイディアが、「電車の中で先輩ナースがスマホを見ていると、後輩ナースから電子カルテの誤変換あるあるが送られてきて、思わず笑ってしまいそうになる」というシチュエーションです。
しかし、このアイディアを話したところ、院内の重要なデータについて私物のスマホでやり取りすることはありえないという、現場からのご意見をいただきました。
となると、病院内で笑ってはいけない環境を作るしかありません。
電子カルテの誤変換について、どこで話すのが一番面白いのか……。
考えた結果たどりついたのが、「お局が寝ている休憩室」という設定でした。
こちらの動画は160万回再生を記録しただけでなく、コメント欄には、「『痛い』が『遺体』になってた」「暗殺継続と書かれていて驚いた、観察継続と書きたかったみたい」などなど、もう1本動画が作れそうなほど新しい誤変換あるあるが集まりました。
ここまで再生数が伸び、コメント欄が盛り上がったのは、「誤変換あるある」をテーマにしたこと、そして「どうしたら面白いシチュエーションになるか」をじっくり検討したことがポイントだったと思います。
PRやSNS運営を成功させるには、現場の知識がある方と、「面白い・拡散される動画の作り方」を知っているプロのタッグが必要です。
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